IPv6アドレスについて
インターネットに接続して通信を行う際、お互いの機器を認識するために割り当てられる番号をIPアドレスといいます。今まで主に利用されてきたのはIPv4(バージョン4)です。
しかし、IPv4では今日のようなインターネット利用の急激な拡大・多様化を想定しておらず
IPアドレスの総数が全世界で約43億個しか用意されていません。
一方、IPv6で利用できるアドレス数は約340澗と膨大な数となり枯渇の心配がありません。
現在IPv4アドレスは既に枯渇しており、次世代のIPv6(バージョン6)への移行が進められています。
IPv6のメリット
- IPv6で接続された機器がグローバルIPアドレス(インターネット上の住所)を持つため、機器間での通信が容易になります。
- 通信内容を暗号化するセキュリティ機能であるIPsec(Security Architecture for Internet Protocol)が標準機能となります。
ご利用について
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LCNetでのIPv6のご利用は、IPv4/IPv6デュアルスタック方式でのインターネット接続となります。
従来のIPv4アドレスによるインターネット接続サービスに加え、IPv6アドレスでのインターネット接続も可能となります。
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対応コースはLCNet光1Gコースのみとなります。
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月額利用料金は無料となりますが、ご利用開始するためにはお申し込みが必要となります。
電話でのお申込み、または、下記「申込フォーム」にてお申し込みください。
お申し込みの翌営業日に設定をさせていただき、担当よりご連絡をいれさせていただきます。
電話:0555-72-4981(月曜から土曜 午前9:00から午後6:00まで) - 本サービスを利用しないことによって、インターネット接続が出来なくなるわけではございません。
- IPv4固定グローバルアドレスのオプションと同時にご利用することは出来ません。
サービス提供エリア
- 富士河口湖町 ※一部地域を除く
対応ルータ
IPv6インターネット接続のご利用にはDHCPv6-PD対応のルータが必要となります。弊社動作確認済みルータ
NEC | Aterm PA-WG1200HP4 |
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Buffalo | WSR-1166DHPL2 |
- 上記は弊社でレンタルルータとして取り扱っているものとなります。
◯Aterm PA-WG1200HP4の接続設定
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ルータの管理画面へアクセスし、ユーザ名とパスワードを入力後ログインボタンを押下。
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基本設定ボタンを押下。
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IPv6動作モードを『使用する』に変更。
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ページ下部の設定ボタンを押下。
◯WSR-1166DHPL2の接続設定
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ルータの管理画面へアクセスし、ユーザ名とパスワードを入力後ログインボタンを押下。
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詳細設定ボタンを押下。
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メニュー内のInternet→IPv6設定と押下する。
①IPv6接続方法を『IPv6ネイティブを使用する』に変更。
②IPv6プレフィックス取得方法を『自動取得(DHCPv6-PD)』に変更。
③LAN側IPv6アドレス自動配布方法を『ステートレスアドレス自動設定で配布』に変更。 -
ページ下部の設定ボタンを押下。
- 対応機種、仕様については各メーカーへお問い合わせください。
注意事項
IPv4ご利用時はルータにグローバルIPアドレス(インターネット上の住所)が割り振られ、
ルータ配下の機器にはローカルIPアドレスと呼ばれるプライベートなアドレスが割り振られます。
配下の機器はルータを介しての接続となっています。
IPv6ご利用時はIPv4ご利用時と違い、ルータ配下の機器にグローバルIPアドレス(インターネット上の住所)が割り振られます。
スマートフォンやPC等の機器が直接インターネットと繋がる関係上、セキュリティはご自身で確保する必要があります。
ルータのセキュリティ設定やセキュリティ対策ソフトなど、よくご理解いただいた上でご利用ください。
また、本サービスを使用したことによるトラブルなどは、弊社では責任を負いかねますのでご了承ください。
- ルータの設定方法やセキュリティ対策ソフトにつきましては、メーカーへお問い合わせください。