第百十八回卒業式お祝いの言葉
卒業生三十三名の皆さんご卒業おめでとうございます。
保護者の皆さん、お子様の成長した姿をあらためてご覧になる時、感慨深いものがあるのではないでしょうか。心からお祝い申し上げます。
また、町長さんはじめ、今日ご列席のご来賓の皆様方、並びに校長先生はじめ諸先生方には、これまで多くのご尽力を頂き、誠にありがとうございました。保護者を代表して、心から感謝申し上げます。
さて、卒業生の皆さんに、一言お祝いの言葉を申し上げます。
私は皆さんと同じ小学校六年生の頃からマラソンが好きで毎朝走っておりました。そして今の会社に勤めてからも続けていたわけですが、いろいろなコースを走っていますと、今日は調子いいな、楽だなという日と、今日は大変だったな、苦しかったな、という日の二通りございました。
そして、走って来たその道を振り返ってみますと、調子いいな、楽だなという時は、その道は実は少しずつ下り坂でした。反対に苦しいな、大変だな、という時は、その走って来た道は、実は少しずつ上り坂だったわけです。
私は、人生も同じようなことが言えるのかなと思いました。大変だな、苦しいな、という時は、人生における上り坂であり、少しずつ成長しているのではないかと考えました。これから、皆さんが中学校へと進んでいくわけですが、お勉強とか、運動とか、友達関係で、大変だな、苦しいな、つらいな、という時こそ、今、自分は人生における上り坂であり、少しずつ成長しているんだと、自分に言い聞かせてがんばってください。そして、楽だな、調子いいなという時こそ、もしかしたら、自分の人生少しずつ下り坂なのではないかと、心を引き締めてがんばってください。
皆さんの将来に幸多かれと祈り卒業生の皆さんへのお祝いの言葉とします。
平成二十二年三月十九日
平成二十一年度勝山小学校
PTA会長 倉沢 時康
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