河口湖だより




河口湖だより令和5年7月号


木々の緑が日ごとに色を深めていく昨今、いよいよご清祥のことと拝察致します。この原稿は六月上旬に書いています。先日、マスメディアで甲信地方も梅雨入りとなったと報道されました。

富士河口湖練成道場の境内地の菜園では、各種の野菜の収穫が行われ、道場員たちは忙しい毎日に追われています。ダイコンとタマネギに、小松菜と白菜やキャベツが所狭しと生い茂り、収穫した野菜は近隣教区や地元の人たちに受け取っていただき、皆さまから大変喜ばれています。

道場の菜園に毎日のように足を運び、手を加えながら野菜に言葉をかけて育てていると、時には、元気に生い茂る野菜から励まされるような気持ちになり、うれしくなってまいります。自然は私たちに力を与え、いろんなことを教えてくれるのです。

このようにして収穫された農作物は、練成会が開催されていれば、練成員の皆さんの食材として使われるのですが、現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のために、練成会の開催を中止している状況となっています。一日も早く感染拡大が終息して、練成会が開催される事を道場員一同心から祈っています。

さて、練成道場の本質は、いろんな人たちが「人間は神の子である」という生長の家の真理を研鑽され、神性を開発されることが目的であります。その中に、体を使って自然の中で献労するという行事があるわけで、これまで多くの問題を抱えた人が、道場に来て練成を受け自然の中で献労して汗を流し問題を解決して立ち上がって行かれました。これらの人たちを見ていると、特別な指導を受けたわけではないのに、自分がやる気を起こした時に良くなっていかれるのです。この事は、本来人間は問題を解決する力を持っているからだと思います。そして献労はその事を気付かせる行事だと思っています。

これから本部練成道場(飛田給)の方々が、富士河口湖道場に来て、ジャガイモの収穫をする予定になっています。四月に飛田給の方々が、道場でジャガイモの種芋の植え付けをしたものが、順調に育ち菜園一面に生い茂っています。まだ掘っていませんが、土の中ではたくさんのジャガイモが育っていると確信しています。しっかり掘って野菜作りを堪能していただきたいと思っています。

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