河口湖だより




河口湖だより令和5年3月号

合掌ありがとうございます。春寒のみぎり、皆さまにおかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。

富士河口湖練成道場では本年三月度まで練成会を中止する予定となっています。ぜひ今年中には練成会を再開したいと念願しているところです。

この冬、富士河口湖町では連日晴天に恵まれ、雪はほとんど降っていません。境内地に生える梅の木の花も咲き始め、春の訪れを知らせてくれています。

しかし、相変わらず朝夕の冷え込みは厳しく、この原稿を書いている二月上旬の時点では連日、氷点下になっています。特に一月下旬の冷え込みは厳しく、道場では水道の凍結防止のため水をちょろちょろと出していますが、それでも数カ所の水道管が凍結してしまいました。献労の方では菜園の準備に取りかかろうとしましたが、表土が氷に閉ざされおり、耕運機も歯が立たない状況です。朝夕の気温の低さが実感されます。今しばらくは、冬開けは来ないようです。そんな中でも、私たち屋外の献労に携わる道場員は日中には汗を流して頑張っています。

さて富士河口湖道場では、道場員が総出で献労する一斉献労日が設けられています。先日は、道場の裏にある天上山に通ずる林道整備を行いました。林道脇の側溝に落葉樹の落ち葉が堆積して、雨水が流れない状態だったので、スコップを使って除去致しました。この作業は、富士河口湖道場では毎年奉仕作業として行っています。そして地域の人々や、富士河口湖町からも喜ばれています。地域に貢献する献労作業等を通して地元の人たちとの交流ができる事が有難いと感謝しています。最近は、道場の菜園で収穫した野菜を子ども食堂に献納させていただきました。

また、富士河口湖道場では所有する山林や竹林は無いのですが、近くの山の管理を依頼されており、竹や材木の切り出しを許可されています。野菜を育てるために使用するくいやツル野菜を栽培するトンネルアーチも全て手作りで、山から切り出した竹や木を使用しています。冬のために菜園作業ができないこの時期、野菜の作付け準備の一環として、くいや竹アーチの仕込み作業は大切な農作業の一つとなっています。これらの作業を通して、富士河口湖道場の道場員たちは、仕事を覚え、農作業のノウハウを蓄積して成長してまいります。

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