河口湖だより




河口湖だより令和5年2月号


合掌ありがとうございます。大寒の候、皆さまますますのご隆盛のこととお喜び申し上げます。今冬も霊峰富士が雄大な姿を青空に浮かべて、富士河口湖練成道場を祝福してくれています。残念ながら、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、富士河口湖道場では練成会の開催を中止する状態が続いています。今のところ本年3月度までは練成会を中止することになっていますが、ぜひ今年中に練成会を再開したいと念願しています。

この原稿は1月上旬に書いていますが、北陸や東北に北海道といった多雪地方では、融雪が進むという予想がされています。富士河口湖町でも、年末から年始にかけて晴天に恵まれ一度も雪は降らず、私たち道場員は、暖かい小春日和の中で汗を流して献労に頑張っています。

ニュースでは、今年は厳しい冬になると予報されていましたが、河口湖周辺の山々だけでなく、霊峰富士にさえ積雪は少なく、通常は農作業の始まる季節(4月~5月)に出現する「農鳥」の姿が浮かび上がっています。この出来事には地元の人たちも驚かれています。このように自然現象は予測ができないものです。私たちも例年の積雪に備えて、除雪機を整備して何時でも使用できるように備えていましたが、今のところ「その必要は無かったのでは」とさえ思っています。

さらに境内地では梅のつぼみも膨らんで、一輪二輪と花が開き始めました。一陽来復の春は間近に来ているように思えますが、何度も申し上げるように、自然の変化は予測不可能ですからまだまだ分かりません。私が富士河口湖道場に赴任して来た15年前の3月の彼岸の日に、大雪が降ったこともありました。やはり冬は始まったばかりですので、気を引き締めて冬の備えに取り組んでまいります。

さて昨年末に富士河口湖道場では、近隣教区の皆さまの協力を得まして、恒例の門松作りが盛んに行われました。そして新年になってから、その門松を回収して解体し、お正月のしめ飾りなどと一緒に、1月13日に道場で行われた各個“どんと焼き”でおたき上げをして、皆さまの無病息災を祈らせていただきました。

最後に、道場員一同、皆さまが「練成会を通して神性・仏性を開顕される」よう、日々心からお祈りしています。練成会が再開され、皆さまがお越しくださることをお待ち申し上げております。

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