河口湖だより




河口湖だより令和3年9月号

合掌ありがとうございます。猛暑が続き本当の秋が待ち遠しい毎日ですが、お元気でいらっしゃいますか。この原稿は七月末に書いていますが、真夏の暑さとなり、記録的な猛暑が続いています。そして新型コロナウイルスの感染拡大が広がり、各地で過去最多の感染者数を更新していて、世の中を震撼させています。富士河口湖練成道場でも練成会を九月末まで中止する予定にして感染拡大防止に努めていますが、一日も早く新型コロナウイルス感染症が終息して、練成会が開催されるように願っています。

さて、私たち道場員は、屋外の献労作業に勤しみながら、菜園管理や境内地管理に汗を流して、楽しくみんなで頑張っています。今年は特に、菜園の野菜の生長が著しく、近隣教区の信徒の皆さまが道場を訪れ、大根やジャガイモの収穫をされました。加えて、竹細工を楽しんでくださいました。私も久しぶりに竹を使った水鉄砲作りにチャレンジしましたが、子供の頃が懐かしく思い出されました。竹細工には、材料となる竹が必要なのですが、残念ながら道場が所有している竹林はありません。しかし道場は、地元の方から竹林の管理を任されています。そのことが縁で、大小の竹を提供していただけるようになりました。これも普段、道場での日常の生活を通して自然と共に生きる信仰生活を学びながら、楽しく農作業に勤しむ道場員の姿を、地元の皆さまが見ていてくださるからだと感謝しています。自然は私たちに自然の素晴らしさを教え、地元の方々との交流の場を与え、力を与えてくれるのです。道場前の道路を散歩される近所の人たちが、足を止めて称賛され、時には指導してくださいます。素人である私たちにとって地元で生活される農家の人々の声は、大変勉強になり教訓となります。

また、例年七月には、練成会で登山が行われていましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、令和二年より中止しておりました。しかし、今年は道場員から有志を募り、A班とB班に分かれて富士山登山を行いました。A班の人たちは頂上まで登山し、B班の人たちは五合目を散策してから、全員無事に下山しました。登山に参加した人たちは、みんな喜んで霊峰富士登山を満喫したようです。富士河口湖道場では、素晴らしい自然環境に恵まれた利点を生かし、自然と共に生きる信仰運動をさらに邁進してまいります。










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