河口湖だより




河口湖だより令和4年7月号


合掌ありがとうございます。初夏の爽やかな風が心地よい季節となり、ますますご活躍のことと存じます。境内地の菜園では、先月植え付けた野菜  が勢いよく育ち、散歩される近所の方々から讃嘆の声をいただいています。

この原稿は五月末に書いていますが、富士河口湖練成道場ではコロナ禍のために、九月末まで練成会を中止する予定です。いつの日か練成会が再開されて、皆さまがお越しくださるのを心からお待ちしています。

このような状況下でも近隣教区からは、夏期にジャガイモ掘りなどのイベント開催の申し込みが寄せられています。道場員たちも、その日を楽しみにして菜園管理に汗を流しています。菜園では野菜の生長と共に雑草の生長も早く、除草作業に追われる毎日ですが、道場員たちは皆、腰の痛さに耐えながら頑張っています。菜園の野菜が収穫時期を迎え、子供たちが喜びながら収穫する姿を思うとき、菜園管理にもより一層力が入ります。子供たちの笑顔が私たち道場員の原動力になっていると感じます。

また、境内地の花壇では、昨年の秋から育てていたパンジーとビオラやチューリップを除去し、マリーゴールドなどの花に植え替える準備が始まりました。花壇では、堆肥などを施す土づくりが行われています。菜園の野菜作りと同じで、愛情を込めて土づくりをしっかり行うことが大切で、手をかけた分だけ美しい花を咲かせるということを実感致します。

自然は自然を教えてくれるのです。道場の正面にそびえ立つ霊峰富士の雪解けが始まり、頂上付近に「農鳥」(先月号の本紙に「農鳥」の写真を掲載)が出現しました。以前、地元の方から、「昔から地元の農家の人々は、富士山に農鳥が出たときを、作付けの始まりとされていた」と教えてもらいました。昔は早めに作付けをして霜の被害を受けたことがありましたが、現在では被害を受けることも少なくなりました。

さて、ウクライナ支援イベント「P4U」が本年六月一日以降も継続されることが決定されました。道場においても、募金箱を設置するなどして、ウクライナ緊急支援募金に協力しています。ウクライナは世界有数の穀倉地帯ですが、ロシアによる侵攻の影響で、世界的な食糧危機の懸念が高まっています。総裁・谷口雅宣先生がお示しくださった「世界平和の祈り(新バージョン)」を実修し、世界の平和が一日も早く来るように祈りの誠をささげてまいります。




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