河口湖だより




河口湖だより令和4年5月号

合掌ありがとうございます。梅の香漂う境内地、富士河口湖町にも春の陽気が訪れる時節となりました。今現在、満開の梅の花がまもなく終わります。そして芽が膨らんでいる桜が咲き誇り、四月から五月にかけて富士河口湖町は、一年の内で最もにぎやかな春らんまんの季節となり、観光客も増えて来ると思われます。さて、この原稿を書いている三月末の時点では、富士河口湖練成道場の境内地のあちこちで、クロッカスが枯れ葉を持ち上げて、かれんな花を咲かせ、道行く人の目を楽しませてくれています。また、昨秋に植え付けたパンジーやビオラも、冬の間は雪に埋まったり霜に焼けて、しおれたようになっていましたが、春の日差しを受けて一斉に持ち上がり、花壇に所狭しと花を咲かせています。その花の株間には、チューリップが芽を出し、春の訪れを喜んでいるように感じます。境内地の菜園では、目の前に真っ白な雪をかぶってそびえ立つ、霊峰富士の雄大な姿に励まされながら、道場員がいろいろな種類の野菜の種まき・植え付けなどに、汗を流して頑張っています。道場では近隣教区の皆さまが、ミニイベント、イベントを開催された際、野菜の収穫などを楽しんでいただけるようにとの思いを込めて、菜園管理を行っています。素晴らしい大自然に恵まれた富士河口湖道場で自然と共に生きる信仰生活を、楽しんでいただきたいと願っています。一方、世情では、新型コロナウイルス感染症が一向に収まる気配がない模様です。そこで、生長の家では引き続き、九月末日まで各種行事を中止することになりました。ただし、対面型行事のうち、ミニイベント、イベントは「定められた感染拡大防止策を講じた上での開催が可能」となっています。また、ロシアのウクライナへの軍事侵攻による悲惨な現状が連日報道されています。このような状況の中、生長の家では、ウクライナ支援イベント「P4U――ウクライナに平和を」の活動の実施および緊急支援募金の実施を決定しました。そして、総裁・谷口雅宣先生は、「世界平和の祈り(新バージョン)」を発表してくださり、信徒が自然と調和して、愛と平和と秩序が満ちる祈りを行うようにご指導くださいました。私たち道場員も、この「世界平和の祈り(新バージョン)」を実修し、世界平和の実現と、一日も早く新型コロナウイルス感染症の拡大が終息するよう、祈りの誠をささげたいと思います。




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