河口湖だより




河口湖だより令和4年2月号

合掌ありがとうございます。昨年は新型コロナウイルス感染症のために世界中が混沌として、翻弄された年となりました。コロナ禍も今年で三年目に入りますが、富士河口湖練成道場でもコロナ感染拡大防止のために、予定されていた全ての練成会等を中止しています。練成道場で練成会が行われないのは寂しいことですが、一方では練成会に代わる行事として、早朝行事のライブ配信や行事のネット配信が盛んに行われています。参加者も増えてまいりました。生長の家総裁・谷口雅宣先生は、「二〇二二年 新年のメッセージ」で「人々の神性・仏性を引き出そう」と題して、次のようにご教示下さっています。多くの人々が「ピンチはチャンス」というスローガンを口にするようになっただけでなく、実際にそれを実践して、成功者が多く出ています。このスローガンは、生長の家が発祥当時から掲げてきた「日時計主義」の精神と同じです。人生に起こる出来事のマイナス面に注目するのではなく、プラス面に注目してそれを拡大して進もうとする生き方です。(後略)さて、昨年末に富士河口湖道場では、恒例の門松作りを行いました。寒冷地である富士河口湖町には、竹林はほとんど見られません。しかし、静岡県の信徒の方から竹林整理を依頼されているので、間伐した孟宗竹や真竹をトラックで運び込んで門松を作ります。昨年も数多くの門松を作りました。近隣教区の教化部の玄関を飾る大きな門松を始め、個人の方に差し上げる高さ約六十センチの「ミニ門松」を合計百個以上作り、教区の皆さまやご近所の皆さまにお配りし、大変喜ばれました。私たち道場員は、師走の寒さの中で門松作りに明け暮れますが、辛いと感じる者はいないと思います。なぜなら、困難を乗り越え完成した門松を、喜んで受け取って下さる多くの方々がいらっしゃるからです。寒さの中でも、むしろ幸福感に包まれながら、みんな楽しんで門松作りを行っているようでした。富士河口湖練成道場という自然に恵まれた利点を生かしながら、地域に貢献し、〝新しい文明〟の基礎作りと、自然と共に生きる信仰運動に今年も邁進してまいります。





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