河口湖だより




河口湖だより令和4年11月号


色彩あふれる紅葉の美しさに心弾む季節となりました。富士河口湖練成道場では、コロナ禍のため、来年三月度まで練成会は中止の予定です。しかしいつ練成会が再開されても対応できるように、心を整え体制を整えて待機しています。

さて、これから年末にかけて、門松作りなどを行いますが、先日、材料を切り出す近くの山に行くと、茅(かや)や低木が生い茂り、人も通れないほどに荒れていました。そこは道場の所有地ではないのですが、毎年お世話になっている山に感謝の気持ちを込めて、道場員で下刈りをさせていただきました。手をかけて汗を流して山の管理作業にいそしむことで、年末の門松作りなどの手順が見えてきます。この事を通して、自然は自然を教えてくれ力を与えてくれることを実感致しました。

また道場の境内地では、栗の木が実をつけて、私たち道場員は栗拾いを楽しみました。そしておいしい栗ご飯をいただきました。また菜園では、昨年から信徒の方よりサトイモの種イモを分けていただき、作付けをしています。今年は豊作で、大量のサトイモを収穫できました。サツマイモも繁っています。先日は、本部練成道場(飛田給)から菜園管理に来た方々が畑の草取りなどを終えた後にイモ掘りを楽しんで、たくさんの野菜とイモを車に満載して喜んで帰られました。

さて白鳩会総裁・谷口純子先生は『〝森の中〟へ行く』(谷口雅宣先生、谷口純子先生共著)の中で次のように示されています。

大自然の一部である私たち人間は、自然なくしては生きられない。ところが一見便利で過ごしやすい都会生活では、そのことがわからない。(中略)従来の経済優先、効率第一の考え方を捨て、自然界の万物と共に、生かし生かされる生活を実現していくことが、今私たちが進むべき道だと信じている。この生き方が、多くの人に伝わることにより、温暖化を少しでも抑えることができ、未来の子供たちに美しい地球を残すことができればと、願っている。

(同書、五〇ページ)

私たち道場員は、自然と共に生きる信仰生活をさらに精進努力して邁進してまいります。

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