河口湖だより




河口湖だより平成31年2月号

平成三十一年、元号、平成の御代最後の新年となりました。荒れた天気が報道される日本海側とは裏腹に乾燥注意報が発令される太平洋側、晴天続きの幕開けとなり、霊峰富士も澄み切った青空に雄大な姿を浮かび上がらせ、観光客を魅了しています。富士河口湖練成道場では、その霊峰富士の下、年末から正月三日まで、新春練成会が盛大に開催され参加者は喜び満ちた新年の門出となりました。富士河口湖道場は大自然に恵まれた利点を生かし、生長の家が提唱する「自然と共に生きる信仰運動」に力を入れ、昨年秋に台風被害を受けた山の倒木処理に端を発して山林整備、間伐・植林・育林などの保全活動を実践してまいります。河口湖道場には、山林の所有地はないのですが地元の所有者から依頼されて、自然体験の献労に勤しんでいます。地元に貢献しながら信頼の絆が広がって来ているように感じます。一月の自然体験練成会は、鎮守の森の散策ということで近隣の神社で、甲斐国一宮浅間神社参拝、昇仙峡散策、更にはゼロエネルギービル蒲鉾鈴廣本店見学、箱根神社・九頭竜神社参拝などを行う予定です。日本では古来森林には鎮守神が居まして神様を鎮守するという意味で、社の周りには、木を植えて鎮守の森を育てました。二月の自然体験練成会は、山林の間伐、椎茸原木の切り出し、倒木した材木の薪割りなどを行う予定です。総裁谷口雅宣先生は新年の挨拶で新しい文明の構築について「新しい文明とは、自然の繁栄が人間の繁栄と幸福であるような生き方でありそんな生き方を支え、拡大する信仰や哲学、科学技術、経済、政治の全体のことです。このような文明は、私達人間の自然に対する考えと生き方を変えるところから始まると考えます。」とお示し下さっています。私達の信仰運動は、自然即我・我即自然の生き方をすることによって全てが成就する道が開かれることを肝に銘じて、今年も更に精進努力してまいりたいと思います。



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