河口湖だより




河口湖だより平成30年7月号


合掌 新緑鮮やかな初夏の陽気に包まれながら、河口湖道場において人々の目を楽しませてくれた、チューリップの花も終わり、パンジー・ビオラなど冬の花から、マリーゴールド・サルビアなど夏の花に植え替えました。境内地の花壇では、花を植栽した後に、土の乾燥を防ぐために、灌木を粉砕した木材チップが練成員の手によって、花株のもと全面に敷き詰めます。そのチップが山積みされた堆肥場には、カブト虫の幼虫もたくさん見られます。昨年は、幼虫が羽化してカブト虫の成虫に変わったのは、八月になってからでした。しかし今年は、六月初旬にも関わらず、カブト虫の成虫が羽化して、出てきたのには驚きました。昨年は、雨も少なく日照不足で異常気象のために、野菜の育ちが悪く、今年になってからまで、市場で売られる野菜の値段が高騰したことは、記憶に新しいことです。今年は、虫の知らせか、カブト虫の羽化が二ヶ月も早く始まったことが、何か異常を知らせることにならなければ良いと思っています。一方、境内地の菜園では、夏野菜が勢いよく育ち、すでにジャガイモや、玉ネギも収穫出来るようになり、食卓に出されるようになりました。菜園の一角にジャガイモなどを植え付けられた、近隣教区管理の野菜も順調に育ち、夏季青少年練成会で収穫されるのが、楽しみに待たれます。自然の中には、神様が与えてくれた天地の恵みを数多く発見致します。化学肥料に頼らず、有機栽培の野菜作りを心掛ける道場では、野菜の素晴らしい成長に、カブト虫の幼虫が作ってくれた堆肥が主に使われています。灌木を粉砕したチップを土に変えてくれるのです。この良質の土に種を蒔き、苗を植えて立派な野菜が育つ。自然は自然を教え、野菜は野菜を教えてくれます。手をかけることによって、自然の恵を発見致します。生長の家が提唱して、展開している自然と共に生きる信仰運動を多くの人々に浸透させてまいります。道場では、自然に恵まれた利点を生かして、新しい文明構築のため、更に多くの人々に真理を伝え無我挺身してまいります。


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