河口湖だより




河口湖だより平成30年4月号

合掌 ありがとうございます。

 厳しい冬もようやく明け、富士河口湖練成道場も春の陽気に包まれて、生命萌え立つ時節となりました。境内地の梅も咲き始め、花壇のパンジーやビオラの花も一斉に可憐な花を咲かせ道行く人の目を楽しませています。花の株間には、チューリップの芽が伸び出でて、春真っ盛りの様相を呈してまいりました。春の陽気の中で、来冬に使用するストーブの薪割りが道場員の手によって盛んに行われています。道場の別名、能力開発センターでは、三月末から新入社員を対象とした、能力開発研修会が三回に分けて、相継いで開催されます。生長の家信仰は全く初めての新入社員にとって、最初は研修に抵抗を感じる人も多いのですが、裏山の天上山登山散策、野外スポーツ、無限力開発五キロマラソンなどと合わせて、休み時間に行う人が多い薪割りは、気持ちのリフレッシュになるようで、面識のない複数会社の参加者が、薪割りを通して親近感を深めて行かれます。私達道場員はその準備のために、山から木を切りだし、薪割りを練習して研修生を迎えるのです。道場所有の山林はないのですが、地元の住人所有の山林管理を依頼される山から、間伐をして切り出しています。道場では、自然環境保全の一環として、間伐や植林・育林を自然体験として取り組んでいます。新入社員研修会では、人間神の子の自覚と無限力開発、天地一切のものに感謝する研鑽を通して、会社を離職する若者が少ないということで、会社経営者からも喜ばれています。最初は、合掌して挨拶することも抵抗を感じていた研修生が、わずか五日間で、声もかれるほどに感謝誦行される姿に感動し、このような浄化作用は、明らかに研修会や練成会は、生長の家大神の導きによって行われていることを実感致します。生長の家が、神・自然・人間の大調和を目指し、新しい文明≠フ基礎を作る運動方針の下、自然と共に生きる信仰運動の一環として、河口湖の自然に恵まれた利点を生かし、自然体験の場を更に充実をさせて行きたいと思います。


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