河口湖だより




河口湖だより平成30年12月号

合掌、秋も深まって河口湖の山並みも紅葉に彩られて美しい景観を見せています。霊峰富士山には、真っ白な冠雪が始まり、雄大な姿を青空に浮かべて見る人に喜びと力を与えてくれています。河口湖練成道場境内地の花壇には、パンジーやビオラの秋の花が植え付けられその株間には、チューリップの球根が、短期練成会参加者の手によって植えられました。地中深く植えられた球根は、来春三月頃に芽を出し四月に素晴らしい花を咲かせて、参詣者の目を楽しませてくれるのです。山並みの紅葉と共に、道場では薪作りなど冬支度が急ピッチで行われています。先月の台風二十四号の襲来で山の樹木がたくさん倒木致しました。その処理を依頼された道場では、倒木処理に連日取り組みまして、たくさんの薪の用材が出ましたので、道場だけでは使用しきれず、近所の薪ストーブを使用される方達にお配りし、大変喜ばれています。このように台風被害の倒木などに注目すると、間伐など森林管理がされていないことが原因になっているようです。人々の居住地域に広がる里山は、自然の恵みを与えてくれる一方で、手をかけないで放置されることで、災害となることを勉強させられました。河口湖道場では、山の所有はありませんが、地域の人々との交流することで、森林管理の依頼をされたりして、自然の恵みを与えられることになり、自然環境保全に目を向けることで自然の恩恵を受けることを実感しています。十一月の自然体験練成会では、自転車ロードサイクリングで富士五湖巡りを致しました。紅葉の時期は少し過ぎていましたが、自然の風を一身に受けて生命のリフレッシュをされた様子で、参加者の顔も輝いていました。十二月の自然体験は、新春の門出を寿ぐ門松作りを体験致します。河口湖には、寒冷地のために孟宗竹は植生して居ませんので、静岡県まで竹の調達に出かけます。鬱蒼とした竹山を間伐して整理し、山の所有者にも喜ばれながら、多くの孟宗竹を持ち帰ります。今年はどんな門松が出来上がるか、楽しみに構想しながら、皆様のご参加をお待ち申し上げます。






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