河口湖だより




河口湖だより平成30年1月号

新年明けましておめでとうございます。

 輝く新年・平成三十年の幕開けとなりました。今年の冬は、例年より寒さが厳しいという報道もあり、霊峰富士山の冠雪は、麓まで降りて雪で覆われ、雄大な姿を年末年始の真っ青な青空に映しています。昨年、師走月の年末は、恒例の門松作りなど、忙しい日々を過ごしながら、私自身体調を崩し約十日間入院生活を余儀なくされて、皆様に大変迷惑をおかけ致しました。お陰様で順調に回復し、十二月初めから復職する事が出来ました。玄関飾りの門松も、初旬に静岡まで孟宗竹の切り出しに行き、毎年工夫をかさねて、自然体験練成会参加者も加わって、素晴らしい門松を創ることが出来ました。大きな門松は、道場や教化部の玄関に飾り、約六十センチ高さのミニ門松は、参加者に持ち帰ってもらったり、近所の家々に配って、玄関や床の間に飾られた由にございます。昨年から耕作面積が広くなった菜園では、たくさんの野菜が収穫され、食卓を賑あわせて皆様に喜んでいただきました。このように自然体験の一つ一つは、門松作りに象徴されるように、一年に一回、その時でなければ体験する事が出来ない事が多く、春夏秋冬の時節が大切だという事を実感させられます。これからも時節の秩序の尊さを自然体験してまいります。

 年末から、平成三十年新春は、多彩なゲスト講師をお招きして、恒例の新春練成会が開催されます。練成道場の正面に雄大な霊峰富士山を仰ぎ見て、一年の幸福を祈念し、新年の飛躍を祈る時、必ずやその願いが成就致します。この道場に赴任して十年、富士山の下にはせ参じる観光客や、参拝客を拝する時、富士山は日本人の心であり、魂である事を実感致します。富士山の説く無言の説法に心を振り向け輝く新年と致しましょう。今年も素晴らしい自然環境に恵まれた利点を生かしながら、富士河口湖練成道場は「神・自然・人間は本来一体である」という真理宣布に努めてまいります。



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