河口湖だより




河口湖だより令和3年9月号


合掌ありがとうございます。昨年から新型コロナウイルス感染拡大防止のために、道場での練成会などを中止する日々が続いています。道場では、屋外での献労作業を行うために道場員の一斉献労日を設けて、菜園管理や境内地管理を行い、全体の意思の疎通を図って、一体感を高めるようにしています。おかげで菜園の野菜が元気に育ち収穫が多くなり、豊作となって、近隣教区や地元の皆さまにお分けして大変喜ばれています。

先日も、山梨教区から道場へ来られてイベント行事が行われました。その中で、菜園でジャガイモ収穫が行われました。参加した子どもたちは、土にまみれながら手でジャガイモを掘り、掘り当てた大きなジャガイモに歓声を上げ、大人も子どもも一つになってはしゃいで楽しんでおられました。掘り出したたくさんのジャガイモを袋に入れて、重たそうに持ち帰る姿に、これまで手をかけて育ててきた私たち道場員も嬉しくなり、幸福感を味わいました。

総裁・谷口雅宣先生は『〞新しい文明〟を築こう 中巻実践篇「運動の具体的展開」』(監修・谷口雅宣)の中で、次のようにご指導くださっています。

私たちの幸福は、本当は今目の前にあるけれども、それがどこか別のところに――何時間もネット検索をしてやっと見つけるというような、そんな遠いところにあるように考えているフシがある。しかし本当は、自然と一体である神の子の自覚が、幸福の源泉なのです。その自覚は、毎日三正行を実践することから生まれます。三正行の中に「愛行」がありました。この「愛」とは自他一体の感情です。

もちろん人間同士の愛はとても重要です。しかし、それは「自然への愛」と矛盾するものではありません。むしろ「自然への愛」が実践されるとき、人間の意識は拡大し、人間への愛も深まるのです。 (同書、98~99頁)

強い日差しの中で、汗と土にまみれながら、ジャガイモ掘りを楽しむ子供たちは、私たち道場員に喜びと幸福感を与えてくれました。

現在菜園では、秋に収穫する、サツマイモやサトイモが順調に育っています。これらの野菜が、私たちに感動と喜びを

与えてくれることを思いながら、菜園管理の除草作業に楽しく頑張っています。




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