河口湖だより




河口湖だより令和3年4月号

合掌ありがとうございます。昨年から新型コロナウイルス感染症のために世界中が混沌として翻弄(ほんろう)され、富士河口湖練成道場でもコロナウイルス感染予防のために、予定されていた全ての練成会等を中止して、令和三年の新年を迎えました。年明けから好天気に恵まれ、私たち屋外の献労に携わる道場員は、山仕事に勤しむことが多く、シイタケの原木となるナラの木の伐採に携わりましたが、昨年からナラの木に発生しているナラ枯れ病が数多く見られ、病原菌に冒されている木も併せて処理致しました。このように山仕事に従事していると近所の方からも注目され、依頼されることも多くなります。自然の山に目を向けると松食い虫の被害がまん延し、困っていられる方も多いのです。少しでもお役に立ち、自然管理に貢献していきたいと思います。生長の家総裁谷口雅宣先生は、御著書『新しい文明を築こう 中巻』の中で「私たちの幸福は、本当は今目の前にあるけれども、それがどこか別のところに――何時間もネット検索をしてやっと見つけるというような、そんな遠いところにあるように考えているフシがある。しかし本当は、自然と一体である神の子の自覚が、幸福の源泉なのです。その自覚は、毎日三正行を実践することから生まれます。三正行の中に「愛行」がありました。この「愛」とは自他一体の感情です。もちろん人間同士の愛はとても重要です。しかし、それは「自然への愛」と矛盾するものではありません。むしろ「自然への愛」が実践されるとき、人間の意識は拡大し、人間への愛も深まるのです。どうか皆さん、自然と人間とが調和した〞新しい文明〟を築くため、意識拡大と愛行実践の生活を創意工夫し、喜びをもって前進して下さい。」(同書98~99ページ)と、ご指導下さっています。私たちも山仕事を行って、肉体労働をすることは楽ではありませんが、地元の人たちや自然の浄化を思うと、喜びが湧き上がってくるものです。これからも、地元に貢献しお役に立ち喜びにつながる、自然と共に生きる信仰運動に邁進してまいります。


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