河口湖だより




河口湖だより令和3年11月号

合掌ありがとうございます。新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、富士河口湖練成道場では、練成会などを中止する日々が続いています。河口湖道場では、インターネットを活用したネットフォーラムが盛んに行われていますが、参加者も増えて、皆さまから好評をいただいています。一方、主に屋外での献労作業に勤しむ道場員に加えて、館内で勤務する道場員も参加する「一斉献労日」には、感染拡大防止対策を講じた上で、全員で献労作業を行うようにしています。おかげで道場員の一体感が高まったようです。さらに、野菜の生長も例年より良いようです。今年から菜園に里イモを植え付けましたが、よく育ち、たくさんの収穫を得まして、食卓を賑わせて道場員も喜んでいます。このように菜園の野菜をはじめとして、自然の動植物などから教えられることがあるものです。河口湖道場の境内地の四カ所に、キイロスズメバチが巣を作っています。通気口や壁の小さな穴からたくさんの蜂が出入りしています。道場では、撲滅などの処置は行わず、蜂が道場を守ってくれているとして、黙認しています。やがて冬になると蜂はいなくなりますので、黙ってみているだけですが、蜂は一定のルートを飛んで巣に帰るだけで、私たちに被害を与えることもなく、本当に道場を守ってくれているかのような気になってまいります。私たちが屋外で作業をしていますと、近所の方から、荒れた土地や、山林の手入れの刈り払いなどの依頼を受けることがあります。若い長期研修生や職員が作業しているので、人手が少ない地元の人にとって、うらやましく思われるのかも知れません。私たちは出掛けて行って作業を済ませ、刈り払いしたカヤや灌木は、チッパーシュレッダーで粉砕し、チップにして、堆肥を作るようにしています。その堆肥が野菜を育てることになりますので、ありがたく自然の恵みに感謝しています。秋になると、境内地の樹木からたくさんの落ち葉が落ちてまいります。落ち葉を掃いて集める竹ボーキを作るために、竹の枝を取ってきました。雨天の献労で、竹ボーキ作りのクラフト献労を楽しみたいと思っています。


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