河口湖だより




河口湖だより令和3年10月号


合掌ありがとうございます。新型コロナウイルス感染予防のために、道場での練成会等の全ての行事を中止する日々が続いています。富士河口湖練成道場では、屋外での献労作業を行うために道場員の一斉献労日を設けて、菜園管理や境内地管理を行い、全体の意思の疎通を図って一体感を深めるようにしています。

おかげで、菜園の野菜の成長や収穫が多くなり、豊作となって、収穫した野菜を近隣教区や地元の皆さまにお分けして、大変喜ばれています。

この時期、菜園では、サツマイモや里芋の収穫が始まりました。また別の畝では、大根やキャベツなどの秋野菜が順調に育ってまもなく収穫期を迎えます。野菜作りでは、野菜から教えられることが多く、育てる人の心が微妙に反映致します。

同じように地作りをして、同じように種をまき、同じように苗を植え付けしたりしていますが、ある人が手掛けた所はきれいに発芽し、育っているのですが、ある人の手掛けた所は、全く発芽せず、育ちも悪くなってくるのです。近頃では、その野菜作りに携わった人が、野菜の様子を見るために、菜園に出かける回数が増えてまいりました。それらの道場員に育てられた野菜は、素晴らしい収穫となってくることを確信致します。

八月になって、猛暑が続いた暑い夏から一転して、梅雨に逆戻りしたかのように雨が降る日が多くなり、気温も下がってまいりました。野菜は天候にも左右されることが多く、キュウリやトマト、ナスやカボチャなどの実のなる野菜に大きな影響が出まして、不作の年となりました。今年は、何が原因したかと考えると、ハチやチョウなどの昆虫が非常に少なかったことが原因だと考えられます。一見害虫だと見なされる昆虫は、野菜作りには大きな貢献を果たしてくれています。

人間が自然にもたらした温暖化現象は、いろんな意味で、野菜作りにも大きな影響を与えていることを踏まえて、生長の家総裁・谷口雅宣先生がご指導下さるように、人類にとって喫緊の課題として、地球環境保全活動に、これからも学びながら取り組んでまいります。


のページの先頭へ