河口湖だより




河口湖だより令和3年1月号


新年、明けましておめでとうございます。昨年は新型コロナウイルス感染症のために世界中が混沌として翻弄された一年でありました。富士河口湖練成道場でもコロナ感染予防のために、予定されていた全ての練成会等を中止して対応致しました。一方で練成会に変わる行事として、早朝行事のライブ配信や行事のネット配信が盛んに行われるようになり、参加者も増えてまいりました。今年度運動方針でも、「インターネットを活用して「新しい文明」の基礎づくりを前進させよう」と示されています。

富士河口湖練成道場では、霊峰富士をはじめとして豊かな自然に恵まれた利点を生かし、生長の家総裁谷口雅宣先生と生長の家白鳩会総裁谷口純子先生のご指導のもとに、「新しい文明」の基礎を作るために地域に根ざしたPBS活動に取り組むとともに、インターネットを積極的に活用した運動を展開する決意を致します。新型コロナウイルス感染症の終息は未だ予測出来ない状況でありますが、今年度は更に、ネットフォーラムを積極的に開催して、レベルアップした運動構築を目指してまいります。昨年末には、クラフト工作として、コロナ感染症終息の祈りを込め、多くの門松を作成して近隣教区や近所の皆さまにお配りし、大変喜ばれました。材料となる孟宗竹や真竹は、河口湖町では寒冷地のために竹林は無く、静岡県の信徒の方から、竹林整理を依頼され、間伐した竹をトラック3台に満載して運びました。昔は、孟宗竹は重宝され、漁業や農業、更には、建築資材として使われたものですが、現在ではほとんど使用されず、成長が早い竹は森林を侵蝕して荒れ放題となり厄介者とされています。私たち河口湖道場には、竹林整理の依頼があちこちから寄せられますが、手が回らない状況です。地元で山の管理を依頼されている森林では、赤松の松食い虫の被害や、ナラの木に発生するナラ枯れ病など、森林の荒廃は深刻な問題となっています。人間社会のコロナ感染症も深刻ですが、人間中心的考えから自然に目を向けて、自然と共に生きる信仰運動にさらに邁進してまいります。




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