河口湖だより




河口湖だより平成29年3月号

合掌ありがとうございます。

暦の上では、大寒から立春へと移り春の訪れを感じさせる時節となりました。境内地の花壇に咲くパンジーやビオラの花も、雪の下で氷に包まれ黒く焼け枯れたようになっていましたが、春の日差しを受け、一斉に可憐な花を咲かせて私達の目を楽しませてくれています。境内地を散歩して散策していると、日だまりの梅の木に一輪の花を見つけました。春はそこまで来ているという実感を得て嬉しくなってまいります。自然の中で、生命の営み、神様の愛を発見した時、すべては神の愛において一体という真理が目覚めてまいります。先日、私達河口湖では、畳一畳ぐらいの堆肥を作る枠を拵え、約一トンの灌木を粉砕したチップを袋に詰め、カブト虫の幼虫二百匹と共に生長の家大阪教化部まで搬送致しました。シマミミズやカブト虫の幼虫は、落ち葉やチップを餌として生息し、落ち葉やチップなどを腐葉土に変えてくれるのです。しかも、生ゴミなども腐葉土となして、野菜などを育てる最高の肥料となるのです。生物多様性の営みの中に、生かし合って成り立つ自然の摂理を観察する機会にしていただけたら幸いと思います。幼虫たちが元気に育ち、素晴らしい堆肥腐葉土を作り、新鮮な野菜を育てて、教区内各地で自然と共に生きる信仰運動が展開されることを願っています。河口湖道場で開催している自然体験練成会では、二月の自然体験として、山から雪で倒木した木を切りだし、薪作りの体験を致しました。鋸を使って材木を切ることから初め、チェーンソーなどの正しく安全な使い方を実習し、斧や薪割り機械を使用した薪作りの体験をして汗を流しました。三月は、ノーミート料理・自然食料理の作り方など、正食協会から講師をお招きして調理を学びます。素晴らしい自然に恵まれた利点を生かし、富士河口湖練成道場では、道場員一同一丸となって、心を浄め、道場を浄めて各種練成会へ皆様のお越しを心からお待しています。


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