河口湖だより
合掌、昨年末、河口湖道場に三十五年間勤められた宮本十郎先生が昇天されました。練成会の神様的存在であられた宮本先生のご逝去は､多くの人々、そして私達にとりましても、大変なショックでございました。満八十九歳、十二月二十三日の誕生日が来ると、満九十歳になられる直前であり、本人は至ってお元気で、十二月初めの短期練成会で元気に講話下さったのが最後となって残念でなりません。年明けて、一月十七日、多くの方がご参列をいただく中、追善供養祭が厳かに執り行われました。謹んで先生のご冥福をお祈り申し上げます。富士河口湖練成道場をこよなく愛し、多くの人々を救ってこられた宮本先生のご意志を受け継ぎ、更に道場員一同結束して精進努力してまいります。さて、道場では今年度から、十日間開催していた富士山練成会を､七日間に短縮し、二十日までの三日間は「自然体験練成会」と致しました。一月の第一回の練成会は、十八日未明からの大雪に見舞われ､雪かきなど、雪に対応する自然体験となりました。大雪は初めて体験する人ばかりでしたが、いい体験となりました。二月は、明治神宮参拝・いのちの樹林見学、森のオフイス見学などを予定しています。休耕田を開墾し、田植えや稲刈りの体験、富士山登山など、河口湖道場の自然に恵まれた利点を生かして、季節に合わせた自然体験を経験しながら、自然と共に伸びる信仰生活を計画してまいります。宮本先生の供養祭が目的で、今回参加された女性の方は、全国で地域の野菜を素材として、料理教室を開いて居られる方ですが、引き続き自然体験練成会に残り、練成員や道場員が大雪に挑む自然体験に感動され、恵まれた自然野菜を素材として、料理の自然体験教室（練成会）を開いて、力になりたいという話をされていました。道場としてもありがたいことで、今後、自然料理体験練成会も考慮に入れて、計画してまいりたいと思います。国際本部や近隣教区と連携を図りながら精進に努め、皆様のご参加を道場員一同心からお待ち申し上げます。