河口湖だより






新年明けましておめでとうございます。

 昨年押し詰まった師走月、宮本十郎先生突然のご昇天は、気持ちも動天し、落ち込みましたが、明けて気持ちも一新し、新年を迎えることが出来ました。師走月には、門松作りが忙しく、近隣の山梨教区、東京第二教区の玄関門松を自分たちの手で作ると云うことで、私達もお手伝いさせていただきました。河口湖では、高地で寒冷地のために竹林は無く、静岡県まで調達にまいります。静岡県では、孟宗竹林が自然林を浸食して、自然林が荒廃している現状で、間伐整理は重要な環境保全の一つと云われています。この竹を使用して、玄関飾りの門松や、一般家庭で十分飾れるミニ門松も合わせて作り、近所の家に配ったり、教区の方にお持ち帰りいただいて、大変喜ばれています。富士河口湖の練成会では、年末年始には、多彩の講師をお招きし恒例の新春練成会を開催し、新年度の富士山練成会では、後半に自然を体験する練成会を企画いたしました。国際本部が提唱する「神・自然・人間の大調和」を目指して、一月はまず、国際本部の跡地、「森の中のオフィス」と、元国際本部東京原宿「いのちの樹林」の見学に行く予定であります。その他、各月にはいろんな行事を企画して、自然を体験していただく行事内容を計画しています。菜園管理、水田管理、山林管理、間伐・植樹・育樹、更には富士山登山など、大自然に恵まれた利点を生かし、様々な視点から手をかけ、汗を流して環境保全活動に努めてまいります。灌木を粉砕して山積みされたチップの堆肥場では、たくさんのカブト虫の幼虫が育っていますし、荒れ山を整理して植林された山にはクヌギの木が育っています。いつの日かカブト虫の森、生物多様性が実感出来る森を夢見て活動しています。山を所有される山主さんも、多くの人々が山を訪れるのを期待して、私達に山の管理を依頼されています。新年度、新春練成会をはじめとして新たな企画で開催される各練成会にふるってご参加下さい。皆様のお越しを道場員一同、道場を浄め尽くして心からお持ち申し上げます。

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