河口湖だより






総務  岩本 

秋もいよいよ深まって富士山を中心とする山々が紅葉に染まってまいりました。霊峰富士山の頂上にも初冠雪が見られる季節となりました。今年は長雨のお陰で境内地など空き地の草も勢いよく伸びて、連日、道場員が額に汗して草を刈る、刈払い機のエンジンの音が響き渡ります。練成道場近隣の方や信徒の方から依頼され、今年最後の草刈りにも拍車がかかります。道場では、天気が良い日には冬支度の布団干しも行われています。菜園では秋野菜が勢いよく育ち、夏季の間参詣者の目を楽しませてくれた花壇の花も終わりを告げ、パンジーなど冬用の花に植え替えすべく準備されています。河口湖道場の冬支度は、することが多く道場員も無我献身で頑張ります。山に入って薪にする木を伐採したり、運び出しに汗をかきながら忙しい日々が続きます。道場所有の山は無いのですが、近隣の方から管理を依頼された山林が多く、新たに管理を依頼される方も多くなっています。伐採整理した山には、近隣教区の信徒の方にも協力していただき、苗を育て植樹も致します。人間が携わってきた里山は、手が入れられず荒れたままになっているところが多く見られます。休耕田や森林管理に手をかけながら自然とともに生きる真理の実践者として、多くの神の子を開発する役割が、河口湖道場の使命との自覚で、これからも邁進してまいります。国土の70パーセントが森林と云われていますが、手をかけないことで、荒廃している山が多いということです。今こそ総裁先生が提唱されますように、神・自然・人間が大調和して、素晴らしい日本の自然財産を、子孫に残す信仰運動が展開される時だと云うことを実感いたします。霊峰富士山に象徴される富士河口湖は、この時期最も爽やかで、素晴らしい景観に誘われるように、観光客も増えて賑やかになってまいります。大自然に恵まれた利点を生かし、自然との共生を実感いただける富士河口湖練成道場の練成会に、皆様のお越しを道場員一同、道場を浄め尽くして心からお持ち申し上げます。


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わたしのよろこび

本部講師 宮本 十郎

今とてもうれしい時間がある。それはこのみ教えに触れる因縁を前の世かどこかで作ったのかということを、考える時である。先祖の積んだ徳によるのか、それとも自分 がつくったのか・・・と。

多くの友がおりながら、どの人よりも有難く思える、朝の時間をできるだけ利用するために、夜はほとんどテレビを見ないことにし、早めに床につく。そして、充分に睡眠時間を取ることにしている。無理をすると続かないからだ。さて、朝、起きて一番先にやること、それは「日々読誦三十章経」のその日の経言を拝読することである。これによる、霊的功徳は全く計り知れないものがある。

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