河口湖だより






 

総務 岩本 悟

初冬の候、朝から霜が降りるようになって寒気いよいよ厳しく焚き火が恋しい時節となりました。富士山の冠雪も麓まで下がって本格的な冬の訪れを実感するこの頃です。昨冬の大雪を教訓に、積雪の深さを知らせるというカマキリの卵を探すなど、冬支度もあれこれと忙しくなりました。

 富士河口湖練成道場では、毎年新春を迎えるために門松を手作りして飾っていますが、その準備として静岡県まで孟宗竹を切り出しに行き準備いたしました。今年はどんな門松が出来るか楽しみでございます。毎年、高さ五十センチぐらいのミニ門松も二〜三十個位創って、近所に配るのも恒例になっています。寒冷地で高地の河口湖には竹はほとんど見られませんから、出かけた折に、気配り目配りをして回り周辺を観察しておくことも大切な準備の一つとなっています。彩りを添えて飾り付ける南天や葉ボタン・梅の枝、松の枝など、私達の周辺にはたくさんの宝物があるものですね。価値観の相違によって多くの人の人生観が変わってくることを学びながら楽しんでいるこの頃です。

 餅つきをして鏡餅など新春の飾り付けをする一方で、メイン行事となる新春練成会の準備も着々と進められています。練成会は神との一体感を深める最高の行事です。大晦の浄心行で、過去の一切を清め尽くし、澄み切った心で新年を迎える時、輝く人生が展開いたします。大祓浄心行では、この一年を振り返り神に感謝し、ご先祖様に、父母に家族に心から感謝いたします。そして、家庭の、又は勤め先の、協力者すべてに感謝いたします。みんなを心の中に思い浮かべて、しみじみと心の中で御礼を申します。さらに、今年一年の間に過って何か不快な思いをさせたことがあったかも知れませんが、どうぞそれをお赦し下さいと念じるのです。この感謝と懺悔によって過去の心の迷いが浄められます。 

輝く新年を迎えるために、皆様と共に素晴らしい人生構築のために、富士河口湖練成道場「新春練成会」へのお越しを心からお待ち申し上げます。


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随 想
  ☆北極星




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   神想観について思うこと

本部講師 宮本 十郎

 

わたしのたいけんですが、神の無限の智慧の海と念じながら実感が湧かない時がありましたが、この頃はこんなことを考えています。早朝行事に行くときまだ暗いので北極星と北斗七星がクッキリと見え、その時北極星は真北にあって不変ですが北斗七星はその周囲を少しずつ廻ります。その位置関係は左上図の如く。

北斗七星の@とAの五倍のところに必ず北極星があります。又地球が太陽の周囲を自転、公転していますが、十年後の河口湖の日の出が何時、何分、何秒と今から決まっており、必ずその時に太陽が出ますが、これらは神様から与えられたすばらしい智慧の一つです。


平成27年1月