河口湖だより





大自然の力に感謝!

 今年の年明けは、素晴らしい天候に恵まれ、立春までは、梅の花芽も膨らんで、春も間近と感じていたのもつかの間、一転して豪雪に見舞われました。

2月8日から降り始めた雪は70センチを超える大雪となり、さらに追い打ちをかけるように、最初の雪が残る上に、記録を残す大雪が降り、数日間は孤立状態となってしまいました。背丈ほどまで積もった雪かきは、想像を絶する過酷な献労となりました。高地の河口湖町は道路も鉄道も不通となり全くの孤立状態となりました。九州生まれの私は勿論のこと、地元河口湖・山梨県に在住する人も初めて経験する豪雪に、改めて大自然の力と驚異を感得いたしました。毎日の雪かき作業で、初めて雪焼け現象を体験し、顔も真っ黒になってしまいました。気温が低いために雪解けもままならず、古い建物の道場では、屋根に積もった雪と氷のために、屋根に設置された雪の滑り止めが壊れ、屋根からの落雪で洗濯干し場の屋根が倒壊するなどの被害が後になって出て参りましたが、屋根の雪下ろしなど対処することで、少しずつ回復しています。とにかく気象台始まって以来の豪雪となりましたが、大自然の驚異を実感すると共に、無限力開発のよい経験を積ませていただきました。

さて、道場の周りには、たくさんの残雪が残る一方で、雪の下では地温も上がり着実に春の足音が聞こえて参ります。梅のつぼみも開花し始め、花壇の雪の下では、チューリップの芽が覗いているのを発見いたしました。間近な春に生命を燃やして、大雪で被害を受けた道場の施設を点検しながら手をかけて行きたいと思っています。

3月・4月は新入社員研修会が目白押しに開催されます。大自然の素晴らしさを伝えながら、新社会人としての門出を応援してまいります。素晴らしい大自然に恵まれた利点を活かし、人間は自然の一部であることの自覚を更に深め、富士河口湖練成道場発展に努めてまいります。道場員一同、道場を浄め尽くして、各種練成会へ皆様のお越しを心からお待ち申し上げます






随 想

当りまえのありがたさ

本部講師 宮本 十郎

二月の中旬に百年に一度という大雪が降り、

道場内は雪また雪となった。

その後天気は回復したものの

いつ消えるともわからない状態が続いた。

ところが千葉県に住んでいる家内の甥夫婦がやって来て

わたしの朝、夕通る道を開けてくれた。

この2、3日 大地(土)を踏んで歩いている。

何と安全ですべらずに心地よいことであろうか。

神様が当たり前のスバラシサを雪を通して教えてくださったのであろう。


 

平成26年4月