河口湖だより



5月号
【自然と共生して神性開発】

 各地から桜の便りが聞かれる時節となりました。河口湖道場境内地の桜も蕾がふくらんで花爛漫の春を迎えようとしています。

 三月二十六日から四月十日まで、三回に渡って五日間の日程で新入社員研修会が開催されました。生長の家の信仰は全く経験がない若い青年が、わずか五日間で人間神の子の無限能力を自覚し、天地一切のものに感謝、特に、先祖や両親に感謝して大きな声で「ありがとうございます」と連呼して帰途につかれる姿を見る時、感動いたします。谷口清超先生は『このような浄化作用は、練成道場という現象的機構のなせる業ではなく、明らかに、「生長の家の大神」即ち「絶対なる神」の御働きの地上的顕現であると断言せざるを得ないのである。』(『いのちを引きだす練成会』より)と示されています。「すべては神において一体である」という自他一体、愛の真理に目覚めて社会人として出発される新入社員として皆様のご活躍を心からお祈り申し上げます。

 一方、来年度山梨県北杜市へ移転する本部の職員は「森に学ぶ体験実修」と称して、バイオマス燃料のクリーンエネルギーとするために薪作り研修を行いました。初めて使うチェーンソーの機械や斧に戸惑いながらも一所懸命取り組む姿に、感銘を受けます。自然は手をかけて身体で体感してこそ、自然との共生が実現すると確信いたします。



 道場では、富士山練成会参加者の手によって、畑に畝を立て、ジャガイモの植え付けが献労で行われました。雲一つない真っ青な青空に、雄然と聳える富士山に見守られながら、汗する練成員の顔は輝いて、神の子無限力を開顕して発揮されます。河口湖は冬の眠りから覚めて、一斉に花爛漫の景観に様変わりいたします。自然は私達に無限生命力を与えてくれる神様の愛を実感いたします。流汗悟道、神様の愛に感謝して、無我挺身する時、神性が開発されます。

 霊峰富士山の無言の説法に包まれて、素晴らしい環境に恵まれた道場で行われる、各種の練成会に皆様のご参加を道場員一同、道場を浄め尽くしてお待ち申し上げます。

平成24年5月