河口湖だより



2月号
【人間優先から自然優先へ】

 霊峰富士山を連日拝みながら、新春練成会も盛会の裡に輝く平成二十四年の幕開けとなりました。昨年を上回る参加者が集われ、感動と喜びに沸いた練成会に、参加者一同、素晴らしい新年の出発となりました。

 元日以来、気温は低いものの乾燥注意報が発令されるほど晴天続きの毎日で、真っ青な青空にくっきりと雄大な富士山が鮮やかな姿を浮かび上がらせています。まさにこの時期ならではの光景でございます。この霊峰富士山を拝みながら、この一年、河口湖道場の隆昌を祈念し、気高さの自覚を深め、すべては神において一体であるという、総裁先生が示される、御教えに中心帰一して、人類光明化運動・国際平和信仰運動に挺身して行く決意を新たに致しました。

 練成道場の役割は、神性開発と神我一体の自覚を持つ多くの人を輩出し、信仰深化ならしめることが、大きな使命と感じます。特に、若い青年達にこの御教えを伝え、次世代を担う人を育てて行くことに全力で取り組んでまいります。また、森の中のオフィス構想実現に取り組まれる国際本部の方針に則って、素晴らしい大自然に恵まれた当道場の役割と使命を果たしてまいります。自然環境保全活動の取り組みとしては、道場裏山の天上山を中心として、地元住民と連携をはかりながら、植樹や間伐など自然環境保全に更に努め、河口湖道場が益々発展するよう道場員一同一丸となって精進努力する所存でございます。

 総裁先生が示されるように、人間は自然の一部であるという観点に立って、人間優先から自然優先の自然を生かし育てる生活から、正しい人生観・生活法が生まれてまいります。道場では、すでに来年・再来年のストーブ用の薪作りが盛んに行われていますが、この薪割りに心を集中して斧を打ち込み、生活の秩序性が生じ、神性が開発されて、社会に復活される人も出てまいります。

 素晴らしい大自然の中で開催される富士河口湖練成会は、自然と共に生命萌え立つ練成会です。道場員一同、皆様方の各種練成会へのご参加を道場を浄め尽くして心からお待ち申し上げます。

平成24年2月