河口湖だより



1月号
【森から学ぶ自然の恩恵】

 霊峰富士山は、五合目付近まで真っ白な雪化粧に包まれ真っ青な青空に雄大な姿を浮かび上がらせています。富士山はやっぱり雪化粧が最も似合うように感じます。富士山にカメラを向ける観光客でにぎわう天上山展望台、一方、東側斜面に位置する林道付近の森林では、松の木などの大木が、九月に襲来した台風の強風で倒れたり、幹の途中から折れるなどの被害を受けました。富士吉田市から処理の依頼を受けた道場では、練成会献労などで伐採して処理いたしました。

 その中で、森のオフィス計画によって、山梨県北杜市に国際本部を移転する本部職員の中で有志が集まって「森から学ぶ体験研修」を天上山において倒木処理の献労を行いました。できるだけCO2を排出しないようにノコで木を切るなど初めて体験する作業に、いい汗をかきながら楽しく作業に取り組んで居りました。今後も「森から学ぶ体験研修」を続けて行きたいという要望でございます。伐採した木は、運び出して道場へ持ち帰り、薪として使用いたします。ナラなど広葉樹木はストーブ用に、松などの針葉樹木はウッドボイラーの燃料と致します。新家族寮では、ウッドボイラーを利用して、床暖房を行っています。入居された方は、この冬まだ一度も石油ストーブを使わない快適な生活に喜んでいます。

 河口湖道場では、年末年始恒例の「新春練成会」を多彩なゲスト講師をお招きして開催いたします。日本人の心、霊峰富士山を仰ぎながら、富士山神社の「浅間神社」に初詣し、日本一の興隆を誓う、河口湖道場ならではの行事です。今年は特に、本部と総本山をインターネットで結び、スクリーンを通して、総本山の歳旦感謝祭に参列し、本部会館で行われる新年祝賀式においてご指導下さる総裁谷口雅宣先生のお言葉を拝聴いたします。

 素晴らしい大自然の中で開催される富士河口湖練成会は、自然と共に生命萌え立つ練成会です。道場員一同、皆様方の新春練成会へご参加を道場を浄め尽くして心からお待ち申し上げます。

平成24年1月