河口湖だより





9月号
【自然は自然を教えてくれる】

 七月十三日、神性開発富士山練成会の行事の一環として、自己限定を破り無限力を開発する富士山登山練成が行われました。七月十一日から参加されていた宮城教区の皆様三十六名も富士山五合目・六合目まで登山され、ご来光を仰ぎ感動してお帰りになりました。宮城教区の皆様を見送った後、練成参加者は、各コースに分かれ、頂上目指し、無限力を発揮して登山いたしました。

 登頂に成功した参加者は、その喜びを語り、お互いに讃嘆し合って無事に下山し、好評の内に終了いたしました。登山を振り返って座談会では、河口湖道場ならではの登山練成会を毎年行うことを誓い合いました。



 

 道場では、念願の家族寮(教職舎)が完成し、富士見寮と呼称されることになりました。その名の通り、真ん前に霊峰富士山を臨む景観は最高の家族寮で、入居される方は幸せでございます。また、道場の玄関ロビーから大講堂に至る廊下の床の張り替えも終わり、見違えるように明るくなりました。

 夏休みを利用しての家族練成会は、東京第一教区、静岡教区からたくさんの親子が参加して開催され、何れも大盛会となりました。山梨教区からは、親子で天上山にて植樹練成が行われ、五月ツツジの苗木に祈りを込めて植樹いたしました。 

 天上山は、十万本の紫陽花で有名ですが、近頃では紫陽花の花がすっかり少なくなって公園を管理されるロープウェイ管理人より手入れについて相談を受けました。紫陽花は古い茎や枝を剪定することが必要で、実験的に練成会献労で手をかけた紫陽花は綺麗な花が咲いています。紫陽花の花の季節が終わったら、徐々に手をかけて育てて行きたいと思います。私達もまだ勉強の段階ですが、自然は自然を教えてくれますし、花は花を教えてくれるものです。全てに行き届く生活こそ神の愛のはたらきです。人に物に事に一切のものの奥底深くあるところの生命を拝み、行じて生かすことで蘇ってまいります。素晴らしい大自然の中で開催される富士河口湖練成会は、全ては神において一体の自覚を深め、自然と共に生命萌え立つ練成会です。
 道場員一同、皆様方のご参加を道場を浄め尽くし心からお待ち申し上げます。

平成23年9月