河口湖だより




河口湖だより令和2年10月号



合掌ありがとうございます。新型コロナウイルス感染症予防のために、日本国内のみならず、世界中が混沌としています。そのような世界情勢の中で、八月に入り梅雨明けが宣言されたと思ったら、連日の猛暑日が到来し、さらに九月にはこれまで体験したことのないような大型の台風が日本列島を襲来して、対応に追われる日々が続いています。地球温暖化現象で太平洋の海水温の上昇がもたらす現象だと報じられていますが、生長の家が提唱する神・自然・人間は本来一体という真理を自覚して、「人間至上主義」の生活を改めることが大切です。
生長の家総裁谷口雅宣先生は『〝新しい文明〞を築こう』中巻の中で「今、世界中で、気候変動のによって伝統的な作物が育たなくなり、漁場が失われ、あるいは大、山火事やの流失などで、不足、水不足が起こっています。(中略)しかし、私たちにはまだできることが数多く残っています。化石燃料の使用をやめること。自然をやめることができます。都会の安易な便利さを追求するのではなく、自然をよく知り、自然とのを深め、自然と共存する生き方を進めることは可能です。それは苦しいものではなく、厳しくても楽しいものです。」(同書12~13ページ)と、このようにお示し下さっています。
私たちも富士河口湖練成道場の境内地の菜園や近隣の方から依頼された山林の管理作業など、毎日汗を流して頑張っています。収穫される野菜は私たちに喜びを与えてくれます。
倒木などの材木は、まきに加工して冬に暖かさを提供してくれるのです。今年は特に、コロナウイルス感染予防のために、全ての練成会を中止していますので、収穫した野菜も有り余るほどですが、近隣の方にお配りして、大変喜ばれています。
また練成会が行われない中で、早朝行事のライブ配信や講話・行事などのネット配信によって、多くの人々と新たなつながりが広がったことも、コロナウイルスによって、得られた大きな収穫であったと感謝しています。このように、素晴らしい自然に恵まれた河口湖道場。感染拡大が終息して、練成会が再開されることを心からお祈りしながら、さらに精進努力してまいります。



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