河口湖だより




河口湖だより令和元年9月号

七月一日、霊峰富士が山開きとなり、河口湖練成道場では、各練成会でご来光行事が行われ私も楽しみにして、マイクロバスで登山をしています。今年は天候不順の日が多く、最初から五回目までは御来光の日の出を拝むことはできませんでしたが、八月の短期練成会からは、毎回見事なご来光を遙拝して身も心も清められた気持ちでございます。真っ赤な朝焼け雲と共に、真っ赤に輝く大きな太陽が顔を出してゆっくりと差し昇る雄大な光景は、参加者一同固唾をのんで見守る静寂の時間に、大人も子供も感動の時間に包まれます。今年の夏に各教区が主催する夏季練成会は、山梨教区・東京第一教区・静岡教区が河口湖道場を会場として開催されました。それぞれの教区が趣向を凝らして野外活動も、梅雨明けならない中でも、左右されることなく無事行われました。特に各教区の子供達に喜ばれたのが、流しソーメンだったようです。孟宗竹を二つに割って作られた三十メートルを超える設備に群がって、大人も子供も大喜びで堪能されました。この様子をいつも見ていられる地元の方からの要望で、八月九日に地元の子供会でも、この設備での流しソーメンを体験して頂きました。しかし今年は日照不足の異常気象のためか、カブト虫の幼虫の羽化が進まず、青少年練成会参加の子供達に、カブト虫のお土産を持たせられなかったのが残念でした。菜園でジャガイモや大根の収穫を楽しんだ子供達は、元肥となる有機堆肥はカブト虫の幼虫やミミズによってもたらされることを勉強して、多くの自然体験をして、収穫した野菜を持ち帰りました。素晴らしい大自然に恵まれた河口湖道場は、神・自然・人間の大調和する真理を学ぶ最高の場だと確信致します。

九月の自然体験練成会では、カブト虫の幼虫が生息する堆肥場のチップの入れ替えや河口山の間伐などを予定しています。河口湖道場に皆様がお越し下さるのを、道場員一同お待ちしています。


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