河口湖だより




河口湖だより令和元年8月号

七月一日に富士山の山開きの御祭りが行われて、リュックを背負った登山人の姿が河口湖駅に見られるようになりました。河口湖練成道場では短期練成会において、七月三日早朝に、今年初めてのご来光行事が行われました。私も張り切って同行させていただきましたが、残念ながらこの日はガスが立ち込めて、ご来光を遙拝することはできませんでした。これから九月までの各練成会でマイクロバスで富士山五合目まで登山してのご来光行事が行われますので、楽しみにしています。私は当道場に赴任して十一年になりますが、毎回のご来光に参加しています。富士山が世界文化遺産に登録されましたが、多くの人がなぜ富士山登山を目指すのか最初は理解できませんでした。しかし昔から富士山信仰が行われてきたことをお聞きして、そしてご来光に参加し、時には登山して感じたことは「富士山には神様がいる」ということです。富士山の大自然は、一度として同じ姿を見せるわけではありません。雲海の広がり、雲の流れ、野鳥のさえずり、樹木のたたずまい、花のささやきなど数えればきりがありませんが、全て神様が無言で真理の説法を説いてくれているように聞こえます。今回はご来光を遙拝することができませんでしたが、次回の楽しみとしています。七月の自然体験練成会は、富士山登山練成会を行いました。千葉県の堀田勝さんは「肺癌の末期症状」と診断された方ですが、富士山登山練成会に参加されて、三年続けて富士山に登頂して末期癌を克服なさいました。現在もお元気で、毎月河口湖練成道場の練成会で信仰体験談を発表していただいています。現在、医者からは「あなたの身体からは、癌という病名は省いても良い」と言われているそうです。自然体験練成会では、毎月さまざまな自然体験を計画し、八月は天上山登山遊歩道の整備と、倒木処理や、菜園の収穫管理などを行う予定です。自然を満喫する自然体験練成会への皆様のお越しを道場員一同心からお待ちしています。


のページの先頭へ