河口湖だより




河口湖だより令和元年7月号

初夏の時節となり暑い日が続いています。富士河口湖練成道場境内地の花壇には、夏の花、サルビアやマリーゴールドなどが道場員の手によって植え替えされました。今年の花も、富山県の花苗を栽培される農家の方が提供して下さいました。この時期は梅雨の走りということで、花苗を植え付けが終わって、待っていたかのように大量の雨が降りありがたいお湿りをいただきまして、道場員一同喜びに包まれました。この雨は、菜園にとっても恵みの雨となり、晴天続きの毎日で乾燥しきっていただけに、菜園の野菜も一気に緑が増したようで、野菜も私達も喜んでいます。菜園ではホウレン草や大根の間引き収穫がされる中、大量の玉葱は大豊作で、この月の自然体験練成会で収穫する予定で、みんな楽しみにしています。河口湖道場は地域の皆様にも環境保全活動で貢献しており、六月の自然体験練成会では、天上山に至る林道の側溝土砂上げを計画しています。自然管理では水の流れを支配することが最も大切とされており、昨年私達の管轄外でしたが、同じ林道の中で側溝の水が溢れて、林道の反対斜面に流れ出て大きな崖崩れとなり、現在林道は通行止めとなっています。私は総本山時代に地元の土木業者の方から、土木の基本は水を支配することにあると云うことを教えてもらいまして、雨が降ったら雨合羽を着用して広い境内地を見回ったことを思い出します。異常気象のためにどのような災害が起こるか判らない今日、自然に目を向けながら、自然が教えてくれる災害の警鐘に気づくことが重要だと考えます。七月の自然体験練成会は、富士山登山練成会となります。富士山登山は、途中山小屋に宿泊して二日間かけてゆっくりとしたペースで登山致しますので、どなたでも登山できると思います。富士山登山はどうしても無理な方は、身延山登山散策など予定しています。大自然に恵まれた利点を生かし様々な自然体験をしながら、神・自然・人間の大調和を目指した信仰運動を更に構築してまいります。


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