河口湖だより




河口湖だより令和元年5月号

山梨県の桜も満開の報道がなされ、富士河口湖練成道場境内地の桜も開花が始まりました。境内地には、タンポポの花も咲き始め本格的な春の陽気に包まれています。古来日本では、タンポポの花が本格的春を告げる花とされ、花が咲き始めると、冬の暖房器具を仕舞う慣わしが伝えられたと聞いています。花壇ではパンジーやビオラが咲き誇る中、株間のチューリップの花が一輪、二輪と咲き始めました。道行く人達も立ち寄って目出て行かれます。練成道場の別名能力開発センターでは、三月末から四月初旬にかけて三回に渡って、新入社員研修会が開催されました。生長の家の信仰は全く初めての新入社員の若者が感謝の言葉を唱えながら、神の子として神性を開発して、素晴らしい社会人に生まれ変わって巣立って行かれます。私達もこの様子を見る度に、練成道場や研修所という現象的機構のなせる業ではなく、また講師の講話力の力でもない、明らかに「生長の家の大神」即ち大自然の力「絶対なる神」の御働きであることを実感させられます。富士河口湖町の春はいっぺんにやって来ます。富士山に雪解けと共に浮かぶ「農鳥」が菜園などの作付けの合図として、種蒔きや植え付けが一斉に始まります。近隣教区の皆様も割り当てられた菜園に、ジャガイモの植え付けや大根の種蒔き等をして行かれます。道場では、有機農法によって野菜の栽培が行われています。灌木を粉砕したチップを、カブト虫が作ってくれた堆肥や草や落ち葉を積み上げて発酵させて作った堆肥を菜園に撒いてから、耕して土と混ぜて元肥と致します。今年は、特に倒木処理したチップが多いことから、直接菜園に撒いて実験してみたいと思っています。富士河口湖練成道場では、大自然に恵まれた利点を生かして様々な自然体験をしながら、神・自然・人間の大調和を目指した信仰運動を更に構築してまいります。皆様のお越しを道場員一同、道場を浄めて心からお待ち申し上げます。

2019.04.15(5月号)


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