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 念願の8mm弾仕様のDERRINGER。

 ANACONDAを買った時、中にMARUSHINのカタログが入っていた。
 その中で、目を引いたのがこれである、しかし、何処にも売ってないじゃん、オモチャ屋に聞いても「そんなの知らない」と云う。
 MARUSHINのウェブページを確認してみた、やはりない。

 なんでだ〜!カタログを再度確認「新商品」、なるほど、「新発売」ではない訳ね、開発中かよ。
 それからGUN雑誌に発売のアナウンスが出るまで3ヶ月くらいは掛った。

 早速購入し撃ってみることにする、8mmBBは標準で0.36gある、なにせ大きいからね、まあ体積比からすると比重は軽いわけであるが。

 ところが、ガスを注入すると、グリップ部からそのまま生ガスが噴き出す。バラして見ようかと考えたが、初期不良だし、下手打って保障が受けられなくなっては困る。ここは素直に返品交換を願い出る。

 交換して貰った銃にも問題はあった、暫くは良かったが、やはりガス漏れが発生した。症状はまったく同じである。だが、そうそう何回も交換は気が引けたのでメーカーのサポートにメールを入れる。

 「グリップ部をバラしてパッキンにシリコンオイルを塗って組上げてくれ」、とのことだ、これで症状が改善されなければ返品可とも書き添えられている。
 こうなりゃ怖いものはない。

 早速バラす、なるほどね、ガスタンクは普通一体型のボンベ状タンクだろうに、これはグリップがフタになっている。これを車内に放置したものだから、パッキンのシリコンオイルが蒸発し、ガス漏れしたのだろう。
 そうなると、シリコンオイルでは心許ない、粘度の高いグリスを塗る事にする。

 これで万全である、しかし、この銃は非常にパワー&ホップのバランスが悪い、標準弾はおろか、重量弾(0.45g)でさえホップが効き過ぎる、なら調整すれば?と考えた「あなた」甘い。固定式ホップではあるが、一応調整は可能である。

 が、ホップを適正に調整すると、弾をまともに保持出来ずバレルから転がり出てくるという誠に困った銃なのである。まあ、眺め回す分には問題ない。



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