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 Chiefs Speial 2挺目。

 長らく狙っていた、というか、発売を心待ちにしていた銃があった。
 8mm弾仕様のDERRINGERだ、そろそろ出てるだろうとウェブを彷徨う。

 いつもの通販サイトに無いじゃん、ふと、中古と云うメニューが気になった、いやDERRINGERの中古を探す為ではない、新品を売ってないのに中古があろうはずがない。

 やっぱ、俺ってばツイテル?なんと、ゆうや所望のTANAKAのChiefs Speialがあるじゃないか!こりゃダメ元でDERRINGERも問い合わせてみるか。

 DERRINGERは入荷待ち、とのこと、でもChiefs Speialは手に入る、ゆうやの喜ぶ顔が手に取るようにわかる、よし内緒にしておこう。

 数日後、品物が揃った旨の連絡を頂き、発送をお願いする。
 荷物が届き、おもむろにDERRINGERを取り出し眺め廻す、ゆうやが「とおちゃんばっか鉄砲買ってズルイ。」とか喚いている。

 「ゆうや、これ、な〜んだ」Chiefs Speialを取り出す、ゆうや2秒あまり固まった後、満面の笑みで「とおちゃん、買ってくれたの、ありがとう」。

 到着したのが夜だったので、試射は翌日である。
 驚いた、発射音が、わたしのChiefs Speialとは全然違う、パワーも桁違いだ。

 中古品だから素性は分からないが、改造品かもしれない、ノーマルにしてはパワーがありすぎる、デジコンには及ばないものの、わたしの持っているどのガンよりも力強いように感じられる。

 心にもない提案をしてみる、「ゆうや、とおちゃんのChiefs Speialと交換しようか?」当然答えはNOだが、理由が気が利いている、「この細いグリップがちょうど良いんだもん。」

 もっともだ、パワーに拘っているのでは無いところが気に入った。

 とおちゃんだって、ホントはカートリッジ式ではないゆうやのChiefs Speialには興味はない、でも、華奢なスタイルは好きなんだよな。



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