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 子供にかこつけて…S&W M19 MAGNUM

 ゆうやのエアガンを庭でチョッコと撃っていたら、どうしても自分も欲しくなってきた、実はゆうやの銃を物色中に密かに目星を付けた銃があったのだ。

 早速オモチャ屋に向かう、目星を付けた銃とはピースメーカ、西部劇で登場するタイプのである。店のオヤジに出して貰う「ふんふん、なるほど」ド素人でなにも分からない癖に知った風に装う、「オヤジさん、これくれ」。

 ところがどうだ、オヤジ「その銃はパワーがないからな」とか云い始めた。
 「こっちの方がパワーがあるよ」と云って出してきたのが「M19 MAGNUM」である、確かに形式上は同じリボルバー(回転式銃)だが、違うだろ、まあ、ウエスタンに興味がある訳ではないので、本当はオヤジの判断が正しいのかも知れない、むしろオヤジはウエスタンに興味の無さそうな俺にピースメーカを売るのがいやだったのかも知れない、だとすると、そのポリシーは立派である。

 最初はわたしも引かなかったのだが、オヤジ、どうしても売ってくれそうにない、「パワーなんていらない」と云っても聞く耳持たずである、こんなことまで云い出す始末だ「弾も24発撃てるし…」違うだろ、リボルバーが6発以上撃てる方が不自然だろ、しかし、オヤジの勢いに勝てず、結局寄り切られてしまった。
 まあ、次元大介(ルパンヲタでないので厳密には違うかも知れない)も悪くないかと購入に至った訳である。

 しか〜し、所詮リボルバーである、構造上シリンダー(弾倉)バレル(銃身)の間からのガス漏れはある程度仕方ないのだが、ゆうやの銃の3倍近い価格なのにパワーは…メンテが悪い(厳密には方法もよく知らない)のか、今では弾すら出ない。

 可愛そうだがこいつも箱の中で余生を送っている。



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