STEYR MODEL-GB

　初めてのエアガン。STEYR MODEL-GB

　当時、保育園（幼稚園でないところがなんとも田舎っぽいが）でテッポウが流行ったらしい。ゆうやも欲しがったのは云うまでもない、ただし本当は二、三百円の銀玉鉄砲の新しい版だったってのは、かあちゃんには内緒だ。

　早速ゆうやを連れてオモチャ屋へ、最初はエアコッキング（バネを自分の力で引くタイプ）を購入予定であった。しかし、思いの外バネが強い、店のオヤジ曰く「小学生でも4年以上じゃないと無理ですよ」ってことだ。

　そこでターゲットをガスガン（ブローバック無し）に変更。ところが、またまた問題が、このクラスは18歳未満禁ってことだ。

　いや、18歳未満禁が問題なのではない、親の監視の元で使わせる分には問題なかろう。本当の問題はガンのデカサである、ゆうやが欲しがるようなバイオハザードあたりに出てくるガンでは尚更である、引き金に指が届かない。

　仕方なくサイズで選んだガンがこれである。オリジナルには失礼だが、決して魅力的な外観ではない、実銃においては、武器なんだから性能が一番であろうが、そんなことは知らない、オモチャは見た目がすべてである。

　可愛そうにこの銃は、今、箱から出して貰えない処遇である。