河口湖だより令和7年5月号
春風に誘われて、元気で飛び回っていることと思われますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
富士河口湖練成道場の総務室の窓から外を眺めていると、境内地の梅の花が満開に咲いているのが見えます。そこで道場犬の散歩を兼ねて境内地を散策しました。満開の梅の花を満喫しながら、境内地を歩いていると、鮮やかな色の花を発見しました。よく観察してみると、それはクロッカスの花でした。黄色や紫や白といったさまざまな種類の色のクロッカスが混在している光景に、しばらく見入ってしまいました。
そして富士河口湖道場の花壇では道場員が植えたビオラが満開となり、道行く人々の目を楽しませてくれています。ビオラの株間にはチューリップの球根が埋められています。これから美しいチューリップの花が見られることでしょう。今から楽しみにしています。“花を愛でる人は、花の心と一体になった人”といわれますが、立ち止まって花を撮影している方々を見ていると、その人柄が感じられて、うれしくなってまいります。
富士河口湖道場の境内地には、たくさんの種類の山野草が咲きます。これらは季節になると自然に咲いてくるので、道場員たちはその光景を眺めるのを楽しみにしています。
先日は、菜園にジャガイモの種を植え付けました。七月中に収穫する事になると思います。さらにこれから夏野菜の植え付けや種まきの時期となります。楽しみながら菜園管理にも、精を出したいと思います。
さて春となり暖かくなってきました。富士河口湖道場では冬期の暖房にウッドボイラーやまきストーブを使用しています。その燃料としてまきを使います。それゆえ、次の冬が来るまでに、十分な量のまきを蓄えておかなければなりません。今から道場員たちは、道場へ運び込まれた木材のまき割りと、まきの運搬や管理に取り組んでいます。
現在、富士河口湖道場では練成会開催を中止していますが、道場員たちは、日々道場と境内地を清めています。
そして日帰りの対面行事を実施しています。幾つかの制限がございますが、本誌に掲載された注意事項をご確認の上、お申し込みください。
末筆ですが、花々の咲き競う躍動の春に皆さま、ますますのご活躍を心よりお祈り致します。
(2025年4月5日)