河口湖だより令和7年4月号
桃の節句も過ぎ、うららかな春の日が続いていると思われますが、皆さまお変わりありませんでしょうか。
富士河口湖練成道場境内地の梅の木には花が咲き始めました。春の訪れが感じられます。今年の桃の節句には炊事係の方々に気を使っていただきました。おいしい料理を用意してくださり、昼食にちらし寿司や桜餅が出て、おいしくいただきました。炊事係の方々の暖かい心遣いに心から感謝申し上げます。
昨年末から今月にかけて、春の日のような日が続いています。霊峰富士にはうっすらと雪の綿帽子が見られますが、富士河口湖道場周辺は、ほとんど降雪が無く少し降ってもすぐ溶けてなくなってしまいます。昨秋に準備しておいた除雪機も、出番が無く寂しそうにしているように感じています。
さらに今年は降雨量も少なく、昨秋から晴天が続き、気温が高い日が続きました。そのため、道場の菜園の土も乾ききっていましたが、3月に入ると待望の雨が降り、安心いたしました。菜園の土も潤ってきたので、これから土作りを行って本格的に菜園管理に取り組んでまいります。現在、道場の菜園には、まだ何も作付けしていませんが、春野菜の苗の植え付けや種まきの準備が始まりました。ジャガイモの種芋の手配などの準備が進められています。
今日は昨日からの雨模様の天気が降雪となり、やっと冬を思わせる寒空になりました。明日から寒くなるようです。どうやら富士河口湖町では、毎年この時期には一度寒くなってから、春になるという季節の巡りが来るようです。
木材を使用した暖房機器を使用する富士河口湖道場では、まき割りが欠かせません。そのため、まき割りが日常業務となった人たちは、今ではまき割りの達人となっています。
現在富士河口湖道場では練成会を開催していません。しかし道場員たちは、道場と境内地を浄めながら頑張っています。そして日帰りの対面行事を幾つかの制限を設けた上で開催しています。本誌の注意事項をご確認の上で、ご参加ください。
末筆ですが、寒暖定まらぬ時期ですので、くれぐれもご自愛くださいませ。
(2025年3月4日)