河口湖だより令和7年2月号
大寒に入り寒さが身にしみる頃になったと思われます。お変わりなくご健勝のことと存じますが、皆さまどのようにお過ごしでしょうか。
富士河口湖町では、昨年から晴天が続いていますが、ほとんど雪や雨が降りません。晴天に恵まれることは素晴らしいことですが、自然の大地が乾ききって潤いがなくなると、野菜も育たなくなってしまいます。実際に昨秋、畑に植え付けたキャベツや白菜も育ちませんでした。農家の皆さまのご苦労がよく分かりました。
道場員たちは、菜園や境内地の管理に汗を流して頑張っています。これから、さらに寒くなると思いますが体調管理に気をつけて頑張ってくれることを願っています。
先日は、昨年12月に富士河口湖練成道場で作った、さまざまなサイズの門松を回収しました。そして100個以上の門松を解体して、1月13日に行われた“どんど焼き”でおたき上げを行い、皆さまの無病息災を祈らせていただきました。ご近所の人から「もったいない」という声も聞かれましたが、また来年を楽しみにしていただきたいと思います。
さて先日の道場休日に、晴天日和の好天気に誘われて境内地を一人で散策致しました。雲一つない青空に、境内地の梅の木にポツンと膨らむ梅の花を見つけました。うれしくなってよく見ると、他にもたくさんの花が咲いているのを発見致しました。一陽来復は身近な所までやって来ているのです。まだ朝夕の気温は低く肌寒さを感じますが、間もなく春の訪れが来る事を感じています。
さらに私は道場の犬を散歩に連れていきました。犬が喜んでシッポを振って私を引っ張り回します。そうしていると、道場の畑が見えます。今年はどんな野菜を植え付けて育てるか、これから炊事係と相談して、作付けする野菜を決めます。豊作を心に描きながら作業する光景が頭に浮かびます。
現在、富士河口湖道場では練成会を開催していません。ただし、幾つかの制限がございますが、日帰りの対面行事を開催しています。本誌の注意事項をご確認の上、どうぞご参加ください。
末筆ですが、寒さ厳しき折柄、体調を崩されませんようご留意ください。