河口湖だより




河口湖だより令和7年1月号



冬至の候、皆さまにおかれましては、ますますご清祥のことと心からお喜び申し上げます。

 今年は、雨も少なく秋らしからぬ晴天が続き気温も例年より高い日が続きました。富士河口湖練成道場では、師走になっても、モミジが紅葉していて、色鮮やかに私たちの目を楽しませてくれています。

 また富士河口湖道場の年末に向けての恒例行事として、門松作りが盛んに行われています。残念ながら富士河口湖道場では、門松に必要な量の竹等を用意する事は困難です。今年も静岡教区の信徒の方が所有している竹林へ行き、孟宗竹を分けていただきました。約50本の孟宗竹をトラックに満載して運びました。道場に運び込まれた孟宗竹は道場員たちの手によって、大きな門松に加工されます。

また、高さ60センチのミニ門松に使用する真竹は、富士河口湖町の方に分けていただきました。こちらも道場員たちの手によって、ミニ門松に加工されます。今年も、大小合わせて130個以上の門松を作る予定です。道場員たちも皆力を合わせて、頑張っています。完成した門松は、近隣の方々へお配りする予定です。

 さて先日、境内地に生えている柿の木の柿の実(渋柿)の収穫を行いました。渋柿はそのままでは食べられません。そこで収穫した柿の皮をむいて、天日乾燥して干し柿にしました。これから道場を訪れた方々に召し上がっていただく予定です。今から楽しみにしています。

 残念ながら、以前は柿を干しても、猿害のため、せっかく干した柿がほとんど残りませんでした。しかし、道場で犬を飼い始めてから、猿の姿を見ることがなくなり、猿害がなくなりました。犬にも感謝しています。その道場の犬は、毎日道場員たちが交代で散歩に連れて行ってくれています。

 また道場の菜園では秋野菜の収穫とともに、タマネギの植え付けが行われました。そしてタマネギを植え付けた畝(うね)に霜対策を行い、秋野菜の収穫が終わった土地に、来春のための土作りをして、作付けの準備を行っています。このようにして道場員たちは、境内地と菜園の管理に汗を流しています。

 さらに富士河口湖道場の裏山は天上山と呼ばれており、先日、道場員たちは、地域貢献の一環として、林道側溝の土砂上げ作業に行ってきました。この事により、大雨が降った時の、土砂崩れ等の自然災害を予防する効果があります。

 文末ではございますが、輝かしいご越年を心よりお祈り申しあげます。

2024125日)