河口湖だより




河口湖だより令和5年12月号

落ち葉が風に舞う季節を迎え、気付けば日足もすっかり短くなった事と思われますが、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。

この原稿は十一月上旬に書いていますが、先日は各地で夏日が記録されました。富士河口湖町でも季節外れの暑さとなり、十月五日に初冠雪が観測された富士山の積雪も、すっかり溶けてなくなってしまいました。ただ、このような状況にあっても、こちらでは朝夕の気温差が十度近くあります。道場職員たちは体調管理に気を付けています。

さて、富士河口湖練成道場の境内地に生えている落葉樹の葉も真っ赤に染まって紅葉が盛んです。その景観を眺めながら菜園管理に励んでいます。

イモ類をはじめとする秋野菜の収穫を終えた後、ツル野菜用の支柱を撤去。来年の春に収穫する予定のタマネギの苗の植え付けを行って、今年の菜園作業はおおむね終了しました。この一年間お世話になった菜園に対して、道場員たちは感謝の気持ちを込めながらこれらの作業を行いました。

また先日、境内地の花壇の花を撤去しました。それから富山県まで、いろいろな種類の花苗を受け取りに行き花壇に植え付けました。これから迎える冬の時期にはこれらの花たちは元気がないのですが、春になると一斉に元気になります。次々に花を咲かせて、道場員たちや道場を訪れる方々の目を喜ばせてくれるでしょう。今から楽しみにしています。

○門松づくりの準備進む

さらに、年末恒例の門松作りの準備をしています。残念ながら富士河口湖町は寒冷地のためか竹林が少なく、門松作りに必要な量の竹を集める事が困難です。そのため先月、静岡県の信徒の方が所有する竹林を視察させていただきました。これから、道場員たちでその竹林へ竹の間伐にいく予定になっています。今年も素晴らしい門松を作る事ができると思い心を高鳴らせています。

コロナ禍になってから、まもなく四年が経過しようとしています。現在、道場では練成会を中止していますが、幾つかの制約を設けて日帰りの行事を開催しています。本紙の注意事項をご確認の上、どうぞご参加ください。

末筆ではございますが、朝晩の冷え込みが厳しいこの季節、健康にはくれぐれもご留意ください。