親フクロウが餌を持ってこないで巣箱を何回も、何回も、
くり返し、くり返し、出入りしています。
しばらくして暗闇の中から親が
雛を呼ぶ声が聞こえて来ました。
その声に応えるかのように雛が巣箱から飛び立ちました。
三羽の雛が競うように餌を食べますので親フクロウは大忙しで休む暇もありません。
赤外線自動撮影装置でどんな獲物を持ってくるのかを
観察してみました。
ヒメネズミ・アカネズミ・スミスネズミ・ヒミズ・モグラ・ニホンリス・ヤマネ・ついには夜眠っている小鳥・アカゲラやヒヨドリまでも捕まえてきました。
雛の周りには沢山の野ネズミが
貯蔵されていました。
昼でも外の気温が低いので
野ネズミの体は、すぐ凍ってしま
いました。
2006.4.2. 最後の卵の殻が割れる
1日目 新しい生命が誕生した
ここの位置は富士山麓の中腹で
標高は1,500メートルぐらい。
樹木の種類としては寒さに強いカラマツやモミなどの種類が多い。
巣箱から50メートルくらい離れたカラ松の枝の上に雛を発見しました。もう姿や形は親に似て、もう立派なフクロウです。
野外には危険が沢山あります、雛の周りにはいつも
親フクロウが見守っているので安心ですね。
写真に写っている大型巣箱は
大人なら下半身が入ってしまう
位いの大きさです。
雪の降る3月の中旬フクロウの
お母さんが3個の卵を産みました。
25日目
卵から誕生して
最後の雛が巣立つ
2006.5.1. 擬態する雛
卵から誕生して
26日目
少し大きくなりました白い羽毛は体じゅうびっしりと生えて来てピンク色の肌はもう見えません。
一番初めに羽化した雛は目が開き私を見てビックリしている様でした。
2006.4.13. 卵から誕生して 8日目
大変化がありました 一番初めに
誕生した雛の口ばしの上には
硬い卵の殻を内側から割って出てくるための白い、ひし形の部分が消えて無くなりました。
2006.4.16. 卵から誕生して 11日目
雛は、かなり大きくなりました
巣箱の中はちょっときゅうくつ
そうです。
可愛い三羽の内、始めに
大きく育った二羽が巣立ちの
日を向かえました。
2006.4.27. ふくろう三兄弟
卵から誕生して 22日目