S62~63ごろ、上野駅に発着する列車や、親戚宅に近かった高崎線を見に行ってました。そのころ、横川駅にも行ってみました。
どうせなら軽井沢まで歩いてしまおうとスタートしたのはよいのですが、なるべく線路に近い道で行けばよいと軽く考え、線路がトンネル区間になるとともに明らかに迷子となって、霧積湖を通り過ぎ、その先の林道では温泉宿の方が心配してクルマで拾ってくれました。水車があるような山奥の宿に着くとカップ麺をごちそうになり、温泉にも入ったら?とすすめてくれましたが、湯治場の雰囲気が少年には未知の世界で、遠慮してしまいました。その後横川駅まで親切に送り届けてくださり、その後の人生が続いております。
碓氷峠の区間が廃止間近となったH8ごろ、久々に横川駅へ行ってみました。線路沿いにはたくさんの人が撮影をしに来ていて、たいへん賑わっていました。クルマを運転して来たので、温泉宿がどうなっているかなと思い、山奥に足を伸ばしみると、10年ほど前の記憶そのままの感じのお宿がありました。日帰りでしたが、このときは温泉に入らせていただきました。かなり深い浴槽だったなあ。
そして2015年になり、迷子から早くも30年。写真のネガやスライドはカビやほこりだらけとなるわけです。