河口湖だより令和2年3月号
合掌、暖冬と云われる今年の冬も立春を迎えて、残雪が残る富士河口湖町にも春の気配が深まってまいりました。河口湖道場境内地内の梅の木にも、ちらほらと花が咲き、花壇の雪の間からチューリップの芽も伸びて、春の訪れを告げています。休日に、犬を散歩に連れて行く中で、陽だまりにぽつんと咲いたタンポポの花を見つけました。タンポポの花は、昔から春を告げる花とされ、一面に咲いたら、冬の暖房器具をしまって良いとされたそうです。富士河口湖町にも、春が間近に迫っていることを実感致しました。境内地の花壇には、冬の花として、パンジーとビオラが植えられていますが、この可憐な花が、冬の厳しい中では、霜に焼けて、黒ずんで萎れたようになっていますが、日光が差して暖かくなると、途端に蘇り、可憐な花を咲かせて私達の目を楽しませてくれます。この小さな花苗の強さに驚嘆致します。私達の人生でも困難や災害に遭遇することがありますが、パンジーやビオラのように寒さに打ち勝って、強く生きたいと思います。